毎日のように変化する街、渋谷。とうとう9/1から渋谷スクランブルスクエアの工事用囲いが撤去され、全体像が把握できるようになりました。そこで今回はこのビルについて速報版として特集します。詳細は「渋谷駅大解剖2019(仮称)」で取り上げられればと思います。
渋谷スクランブルスクエア概要
渋谷スクランブルスクエアは2019年に開業予定のビルであり、設計には「新国立競技場」などを設計した隈研吾氏の建築事務所も関わっています。地上46階 地下7階建てとなており、かなり下まで伸びたビルになっています。高さは230mで、中には 展望施設 「SHIBUYA SKY(渋谷スカイ)」が 14階・45階・46階・屋上 に入っており、渋谷の景色を一望できるスポットになる予定です。ハンモックが屋上に設置されるそうで渋谷の屋上でゆっくり過ごせそう。
そのほかにも「 SHIBUYA QWS(渋⾕キューズ)」という会員制の産業交流施設も入り、賑わう建物になりそうです。各階ごとの詳細は以下の通り
店舗ジャンル | 店舗数 | イベントスペース | 乗り換え等 | |
45F-RF | SHIBUYA SKY | 2 | – | |
17F-45F | オフィス | 2 | – | |
15F | SHIBUYA QWS | – | SCRAMBLE HALL | |
14F | ライフスタイル | 6 | ||
13F | レストラン | 8 | ||
12F | レストラン | 9 | Scene12(シーントゥエルブ) | |
11F | ライフスタイル | 5 | ||
10F | ライフスタイル | 2 | ||
9F | ファッション | 16 | ||
8F | ファッション | 6 | ||
7F | ファッション | 8 | L×7(エル バイ セブン) | |
6F | ビューティー | 40 | ||
5F | ファッション | 18 | ||
4F | ファッション | 12 | ||
3F | ファッション | 11 | SCRAMBLE THE FACE | JR・銀座線 |
2F | ファッション | 11 | ヒカリエ・ストリーム | |
1F | フード | 30 | バス・JR | |
B1F | フード | 1 | ||
B2F | フード | 29 | ヒカリエ・東横線・ 副都心線・半蔵門線 | |
B7F-B3F | 駐車場 | – |
飲食店などはヒカリエに似た業態になるのでしょうか。プレスリリースを見て気になったのは東急系列のFoodshowとJR東日本系列のecute、さらには紀ノ国屋が同一ビルに入るという点。ちょっと変わった形態の共存施設になりそうです。
なお、SHIBUYA SKYは9/1から入場チケットを11月分が予約できるようになっているので気になる方は以下リンクから公式サイトへ足を運んでみてください。執筆現在はガラガラでした
https://www.shibuya-scramble-square.com/sky/
ちなみにこのビルが建っている場所は以前東横線渋谷駅のあった位置となっており、この辺りの昔の様子、事情に関しては以前公開した「渋谷駅大解剖」に詳しく記載されているので興味ある方はこちらも是非読んでみてください。
いまの様子
さて冒頭でも紹介した通り、工事用の囲いが取れたため、未開業ながらも大部分へアクセスできるようになりました。ここからは写真とともに開業前の雰囲気を楽しみたいと思います。
まずはB2Fの部分。入り口部分は現在のヒカリエ改札隣、ヒカリエの改札挟んだ真向かいに位置しています。ヒカリエだとこの部分はB3Fに相当しますがこちらのビルだとB2Fに。既にエレベーターは使用でき、上の階(3Fまで)へこちらからも行けます(B1Fは通過扱い)。この辺りはヒカリエのエレベーターとほぼ同一です。
各階入り口部分はオフィス街へ繋がる場所は中が見える状態ですが、それ以外のテナント部分へは全面シールが張られ、中の様子を伺うことはできませんでした。シール部分は幾何学模様が散りばめられたデザインでオープン日やテナント数が大きく書かれています。開業が待ち遠しいですね。
2F部分はヒカリエ連絡通路やJR改札口と国道246号線(玉川通り)上の歩道橋や渋谷ストリームを繋ぐ連絡通路の役割を担っており、既にたくさんの人が往来する場所になっています。以前は渋谷駅から玉川通りを超えていく場合、歩道橋のアップダウンがあったためアクセスするのが大変でしたが、ビルの中を通り抜けできるようになり、手間が多少減ったので便利になりました。
またこのビルは下層部分が特徴的な造形で、ヒカリエ連絡通路~JR改札口にかけては美しい曲線構造になっています。この辺りは一面ガラス張りで天井も高いため開放感もあります。一方ビルの外壁部には液晶パネルが埋め込まれており、各種映像が流せるようになっています。こちらもどのような利用方法をされるのか注目です。
最後にフォント好きとして案内サインについても少々。案内サイン類は「たづがね角ゴシック」を採用している模様です。Frutigerとうまく調和するように設計されたフォントなので統一感のある仕上がりになっています。新ゴなどのゴシックと違って少しオールドな雰囲気が漂っており味がありますね。ちなみにこのフォント買おうとすると1ウェイト約18000円(執筆時点)なので財布には大変厳しいです。欲しい…
以上速報版として渋谷スクランブルスクエアまとめてきましたが、部外者ということもありまだまだよくわからない状況です。個人的には早く展望台に行ってみたいところ。開業後その辺りも記事も書ければなと思います。皆さんも気になる方は各々気軽に足を運んでみてはいかがでしょうか。周辺のビル散策だけでも結構時間をつぶせますよ。
不定期ながら渋谷について今回のようにまとめた記事は今後も書いていこうと思います。それでは今回はこの辺で、また次回お会いしましょう。